論語と算盤
続き)湯川さんだけでなく稲葉さんも法政に拠点を構えたのはそういう理由だったのかな。
そういうえば女傑田島先生も法政か。
トミーナカヤマ氏も(いやそれは方向性がちょっと違う(;・∀・))
渋沢栄一をググっていたのは、「漫画版・論語と算盤」(近藤たかし)が、山縣と対比してあってちょっと面白かったというレビューをみて図書館で借りて読んでみたから。
これ読むと、ちょっと言い過ぎかもしれないが、
山縣に田中角栄も重ねて見えた。
故郷に錦を飾るのはいいが、新潟だけ道路が整備されたというのも一国の宰相としてはいかがなものなのか。
金権政治も定着させた。
結局、子飼いの勢力に利権で得た利益をバラ撒いて自分の権力を拡大する。その構図は同じに思える。「仁義なき戦い」の山守みたいな。
江戸を火の海から救った鉄舟や、岩崎弥太郎と死闘になった渋沢栄一が韓国みたいな財閥経済体制にならない日本を前に進めたのに昭和には火の海になってしまった。
明治天皇には鉄舟がいたけど、昭和天皇にはいなかった。鈴木貫太郎が終戦に命を懸けたけど。なんとか宮城事件以上にクーデターが拡大しないようにして滑り込みセーフで終戦に収められた感じがする。
派遣テント村の乱~、アメリカではリーマンショックでひどい目に遭った民衆が反ウォール街を掲げて、ヒラリーが却下されるわ、トランプは当選するわ。映画「ジョーカー」がヒットする流れになって。
日本では渋沢栄一を一万円札の顔にするのもその流れなのか。
コロナで住むところを失った人が多いとか、自殺が増えていると聞く。
店子を追い出して空になったアパートを守っている日本人大家が多いということだろう。
鉄舟や渋沢が聞いたらさぞかし嘆いたことだろう。